施工事例
高所作業車の点検・修理

Z-30/20 走行不良(速度が遅い)修理

施工名走行不良(速度が遅い)修理
設備Z-30/20
施設千葉県某所
場所千葉県某所
担当者コメント

高速走行ができないとの相談を受けて対応しました。

考えられる主な原因(3点)
①モーターコントローラーの故障
②走行モーターの故障
③リミットスイッチ(プライマリーリフト、セカンダリーリフト、ブーム伸縮)

①と②は細かく分解しなければならない為、後回しにしての対応としました。
高所作業車や移動式クレーンなどは安全方向(ブーム縮め、ブーム下げ、作業床下げ)には動くので、今回の不具合は低速走行には問題が無く、高速走行だけができないことからリミットスイッチが不具合を起こしていると判断。

各リミットスイッチをバラして確認するよりも地上操作盤近くのカプラーを外して短絡させて走行させれば、どのリミットスイッチが不具合を起こしているか早く判断できるので、短絡用の配線を作って1つずつカプラーを外して作業実施。

高速走行できるカプラーの配線を辿るとブーム伸縮のリミットスイッチが不具合を起こしていると判明。
スイッチを取り外してカバーを外すとスイッチから配線が外れていました。
(何らかの原因で外れたのか、お客様の修理時に配線を取り付けるのを忘れたかは不明です)。
正しく配線を取り付けてリミットスイッチを取り付けて動作確認。

低速走行並びに高速走行、ブーム昇降、ブームリフト、伸縮に問題無し。
お客様立会いのもと、総合テストで問題無しとなり作業完了となりました。
(担当者:TS)